ポロト便り
2020年 7月
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●7月30日 まだ居ます
すっかり囀りが聴かれなくなったセンダイムシクイ。
しかし、今日は姿を見せてくれました。
鳴かなくなっただけで、まだまだ居ます。
案内舎の裏の林で、葉の裏にいる虫を捕まえていました。
●7月29日 夏のダンス
日没前の静かなひと時、湿原の奥で、タンチョウカップルが踊っていました。
夏のダンスはめったに見られません。
短い間でしたが、楽しそうでした。
●7月28日 ラッコ
久しぶりに霧多布岬に行ってきました。
花の時期はほとんど過ぎていましたが、先端部にラッコがいました。
海藻が漂く穏やかな海面で、3頭が密にならないように感覚を取って休んでいました。
●7月27日 ノリウツギ
案内舎の庭にノリウツギが咲き始めました。
この花が見られるようになると、夜に蛍が飛び交います。
今年は雨の日が多いから、どうかな?
ポロトの蛍はヘイケボタルです。
●7月26日 キアシシギ
5月の終わりに、ポロト沼で鳴きかわしていたキアシシギ。
まだ7月なのに、もう帰ってきました。
「子育ては終わったのでしょうか?」
リターンの速さに、いつもこの疑問が浮かびます。
●7月25日 エゾシモツケ
案内舎の庭にたくさんのピンクの花が咲いています。
ハマナスのピンクが少なくなってきた頃ですから、存在感が増してきました。
ヨシやササに負けないように空に向かって花径を伸ばしています。
●7月21日 アオサギ
ポロト沼は夏本番を迎えています。
夏が近づくと、アオサギの数が増えてきます。
子育てを終えたアオサギがポロト沼に避暑にやってくるのでしょう。
満潮を迎えると、湿原の木の上で休む姿が見られます。
●7月16日 オジロワシ
沼のほとりで水面を見つめるオジロワシ。
カラフトマスが遡上を始めた模様です。
時おり、大きな波紋が水面に現れます。
ワシはマスを狙っているのでしょう。
●7月14日 ノビタキ巣立ち
ノビタキの巣立ち雛が一斉に出てきました。
案内舎の庭でも、ポロト沼の周りでも、あどけないノビタキが飛び回っています。
あまり飛べない巣立ち雛。危なっかしく木の枝にとまったり、地面に降りたりしています。
アリスイが使っている巣箱の上にも飛んできました。
●7月13日 ハマナス
ピンクの花がたくさん咲いています。
ちょうど今が見頃です。
この花びらを集めてジャムをつくると、バラの香りのするジャムになります。
ジャムにするほどの量ではないので、お風呂に花びらを浮かべてみました。
●7月12日 ホザキシモツケ
ピンクのホザキシモツケが案内舎の庭に咲き始めました。
いつもより少し早いような気がします。
暑い夏に目にする花ですが、ここはまだまだ涼しいですよ。
7月8日 アリスイ
昨日の草刈りの影響がないかと心配していましたが、大丈夫のようです。
早朝に、アリスイのカップルが巣箱に入ったり、出たりを繰り返し、そのうち飛び去りました。
巣箱の中がどうなっているのか気になりますが、そっとしておきます。
●7月7日 草刈り
アリスイの子育てに気を使い、庭の草刈りを控えていましたが、とうと我慢できなくなりました。
親鳥が巣箱を離れた隙に、伸び放題になっていた草を鎌で刈りました。
ヒオウギアヤメがのびやかに花を広げています。
●7月6日 ハマナス見ごろ
案内舎の庭や道端に、勝手に生えてきたハマナスが、花の見ごろを迎えています。
バラの甘い香りが周囲に広がっています。
これから夏の花が次々に咲き始めます。
●7月5日 子育て中
ヒガラが案内舎の裏庭にかけた巣箱を利用しています。
巣箱の中からは、元気な雛の声が聞こえてきます。
親鳥が虫をくわえて戻ってくると、ヒナの声が一段と高まります。
雛は食欲旺盛らしく、親鳥がひっきりなしに食べ物を運んでいます。
●7月3日 子鹿
親に連れられて子鹿がポロトの笹原に出てきました。
生後1か月くらいでしょうか?
母親から少し離れて遊んでいました。
子どもはどれも可愛いですね。
●7月2日 雨にアヤメ
アヤメには雨が似合っています。
このヒオウギアヤメも、勝手に庭に生えてきました。
数年前から株を大きく成長させ、たくさんの花をつけるので、刈らずに残しています。
最近は、咲くのが楽しみになってきました。
地道に努力すれば、認められるのですね、とアヤメを見ながら勝手なことを考えています。
●7月1日 ハマナス
案内舎の玄関わきに勝手に生えてきたハマナスが花をつけました。
邪魔になったので、一度は刈り取ったハマナスですが、しぶとく復活。
その後は、見て見ぬふりをしていたら、大きく成長し、きれいな花を咲かせました。
ポロトの気候はハマナスに適しているのでしょうね。
気がつくと、あちらこちらに新芽が出ています
ポロト案内舎
〒088−1403 北海道厚岸郡浜中町幌戸126